【003】漫画作りに活かせるアドラー心理学その2「共同体感覚」
漫画家専門クリエイティブサポーターの原田です。
前回は臨場感を持った漫画家本人の目的でしたが、今日はキャラクターの「目的」です。
■キャラの目的
そのキャラがどこから来て、どこへ行きたいのか?
現在はどんな問題を抱えていて、どんな願望があるのか?
何に喜び、何に怒り、何に悲しみ、何を面白がるのか?
例えば「ワンピース」ではルフィは海賊王になる事で達成したい目的がありますよね。
劇中では名文化されていませんが、海賊王になる事はルフィにとって手段なのです。
そういう物を掘り下げて、積み上げるにはキャラとの対話が必要になってきます。
僕は漫画家のクライアントさんとコーチングセッションする時はそれを引き出していきます。
セッションではわくわくしながら楽しく引き出していきますが、一人でやると凄く頭や気力を使います・・・。
なので今日は比較的簡単にそれを作っていける方法をお教えします。
アドラー心理学の重要な概念である「共同体感覚」と言う幸福を見る時の指針です。
■共同体感覚
「共同体感覚」と言うのは概ね3つの要素で出来ています。
・自分を受け入れる
・他者を信頼出来る
・私は貢献出来る
この3つがあると人は幸せで、ないと不幸せであると言うのがアドラーの仮説です。
それはそうですよね。
自分が好きでなくて、周りを信頼出来ず、無力感を感じているのは辛いですよね。
ちょっと漫画で感動したシーンを思い出してみて下さい。
漫画を読んで感動する時ってこの3つが関わってる気がしませんか?
読者はキャラの感情にライドして読書体験をしていきます。
自分を受け入れる。周りは敵じゃなかったと理解する。自分は仲間の役に立てると感じる。
胸を打たれるのは、そんなシーンが多いですよね。
つまり、それがない状態を作り、それがある状態へ持っていくとキャラの目的が見えてきます。
■まとめ
・自分が好きでない。(許せない)→自分を受け入れる(自分を許す)
・他人を信頼出来ない(あいつは敵だ)→(周りは仲間だった)
・私は役に立たない(自分は無力だ)→(自分は仲間の役に立てる)
この流れでキャラとストーリーを作ってみて下さい。
もちろん作家であるあなたもこの感覚を意識してみて下さい。
最後まで読んでくれたあなたがたどり着きたい場所に行けるよう心から祈っています。
まずはあなたが人生の主人公になって下さい。
※スカイプでの無料の体験セッションを募集しています。
興味のある方はメールやコメントにて気軽に連絡を下さい。
kaorukaze0531アットgmail.com ←アットを@に変えて下さい。
【002】漫画作りに活かせるアドラー心理学その1「目的論 後編」
漫画家専門クリエイティブサポーターの原田です。
前回は漫画家になる目的の話をしましたね。
今回はもう少し深掘りして、本当の目的を体感として理解するとどういう事が起きるのか?
本当にたどり着きたい場所や味わいたい感情をありありと想像して、イメージを膨らませます。
ちょっと想像してみて下さい。
例えば1年後にあなたは
どんな作品を描いてるのか?
どんな雑誌で描いてるのか?
どんな編集さんと打ち合わせをして
どんなスタジオで
どんなスタッフと
どんな雰囲気で
漫画を描いているのか?
ペンを走らせる音や感触
インクの匂いなんかも想像してみて
それを五感で感じてください。
どんなイメージが沸きましたか?
その魅力的なイメージは誰のものでもないあなただけのものです。
そのイメージから逆算して、すでに出来てる事や使えるリソース(人的資源)は?
半年後にどうなっていたのか?
三ヵ月後は?
今、ここで出来る事は?
目的にたどり着いたゴールが100点だとして、現在は何点ですか?
今、ここで出来る事を繰り返していくとどれくらい点数があがりますか?
ゴールも現在地もわからず進んでいるといずれエネルギーも枯渇します。
まずはたどり着きたい場所(目的)を理解して、エンジンであるモチベーションとリソースの充電をフルにする事から始めて下さい。
次回は「キャラクターの目的と共同体感覚」の話をしようと思います。
最後まで読んでくれたあなたがたどり着きたい場所に行けるよう心から祈っています。
まずはあなたが人生の主人公になって下さい。
※スカイプでの無料の体験セッションを募集しています。
興味のある方はメールやコメントにて気軽に連絡を下さい。
kaorukaze0531アットgmail.com ←アットを@に変えて下さい。
【001】漫画作りに活かせるアドラー心理学その1「目的論 前編」
はじめまして。
漫画家さんへカウンセリング、メンタルコーチング、コンサルティングでサポート支援をしている原田と言います。
現在は連載作家か志望者へのコーチングサポート。
本を出版した人へのナビゲート。
カウンセリングを仕事にしたい人への講座。
出版予定の漫画本の原作ネーム。
漫画家、ミュージシャン、声優、 動画監督などの協力を得て動画製作。
などをさせて頂いています。
心理学を知りたい人、漫画を描きたい人向けに僕が蓄積してきたノウハウを公開していこうと思います。
アドラー心理学は100年前にアルフレッド・アドラーによって創設された心理学です。
2013年に出版された岸見先生の「嫌われる勇気」が大ヒットしたので知ってる人も多いと思います。
■目的論
アドラーは目的論と言う考え方を採用しています。
どんな行動や思考にも隠れた目的があると言う考え方です。
「どうしてそうなったのか?」
よりも
「本当はどうしたいのか?」
を大事にします。
漫画作りもそうですよね。
ちょっと想像してみて下さい。
・本当はどんな作品が作りたいのか?
・どんな漫画家になりたいのか?
・そうなってどんな感情を味わいたいのか?
・どれくらい稼いでどんな生活がしたいのか?
才能や絵が上手いとか下手とかよりも大事ですね。
そうやって自分の内側とコミュニケーションを取る事が漫画家への第一歩です。
僕のコーチングセッションはまず「本当の目的」を見つけるところから始めます。
目的を見つけるとゴールから逆算出来ますからね。
最後まで読んでくれたあなたがたどり着きたい場所に行けるよう心から祈っています。
まずはあなたが「人生の主人公」になって下さい。
※スカイプでの無料の体験セッションを募集しています。
興味のある方はメールやコメントにて気軽に連絡を下さい。
kaorukaze0531アットgmail.com ←アットを@に変えて下さい。